名義変更を自分でやるには
名義変更の方法
自動車を新たに所有・使用する、もしくは誰かに売ったり譲ったりするためには、その自動車を所有・使用する際に登録をした名義を変える手続きである「名義変更」(正式名称を移転登録と言います)の手続きをしなければなりません。
この名義変更は手続きの代行をしている専門業者に依頼することでも行うことはできますが、個人で行う場合はご自分で必要な書類を揃え、住まわれている地域を管轄している運輸支局の窓口で手続きを行う必要があります。このページでは、個人で名義変更の手続きを行う方法をご紹介しましょう。
名義変更を行う準備
名義変更の手続きをするためには、まずその手続きに必要な書類を揃えるなどの全準備をしておかなければなりません。
個人で名義変更を行う場合、前日までに揃えておかなければならない書類があります。
場合によっては上記の基本的に必要な書類の他に追加の書類が必要になるケースがありますので、事前に運輸支局に電話などで確認を行っておくことをお勧めします。(ナンバープレートも変更する場合は、手続き当日にそれを変更する自動車も運輸支局への持ち込みが必要になります。)
※詳しくは「名義変更に必要な書類」をご参照ください。
また、事前準備として、名義変更に必要な費用の準備も行っておきましょう。
手続きの手数料、申請書の用紙代は数百円程度で済みます。ナンバープレートを新しくする場合の費用も1,500円程度ですが、自動車取得税については自動車の種類や取得してからの年数などによって数万円の費用が必要になる場合があります。どれくらいの自動車取得税が必要か計算式を用いて確認しておきましょう。
※詳しくは「名義変更の費用」をご参照ください。
その他、自分の住所地を管轄している運輸支局がどこにあるのか把握しておくことも大切になります。運輸支局の業務時間については、以下の通りです。
運輸支局窓口の開所日時について
開所 | 平日のみ |
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休み | 土日祝、12月29日〜1月3日 |
登録窓口受付時間 | 8時45分〜11時45分/13時〜16時 |
業務時間 | 9時〜12時/13時〜16時 |
※運輸支局の窓口は月末が繁忙期になりますので、場合によっては窓口が混み合っていたり書類の交付までに一時間以上の時間がかかったりします。
名義変更を行う当日の流れ
この時に手続きの申請書、手数料納付書、自動車税・自動車取得税申告書を配布してもらい記入します。申請書などの書類の記入は運輸支局窓口に用意されている見本を参考にすれば記入できますが、その記入を自分の代わりに行ってくれる代書屋さんへの依頼も可能です。
自動車に関する手続きの手数料は基本的に収入印紙を用いて行いますので、運輸支局内にある収入印紙販売窓口で名義変更の手数料として必要な額の収入印紙を購入しましょう。なお、購入した印紙は窓口で受け取った手数料納付書に貼り付けて窓口へ提出します。
ナンバープレートを取り外すためのドライバーなどの器具や、取り外し方のマニュアルは運輸支局の中のナンバー返納窓口にありますのでそれを使用しましょう。返納窓口へナンバープレートを返納すれば、前段階で収入印紙を貼付した手数料納付書に返納確認印が押印されます。(運輸支局によってはこの後の段階である車検証が交付された後や税金の申告をした後に行う場合があります。)
この時に記載漏れなど書類に問題がなければ、新しい車検証が交付されます。新しい車検証には記載ミスがある場合がありますので、細かい部分まで間違いがないかまず確認してください。
この手続きの窓口は、運輸支局内にある自動車税事務所・税申告窓口などです。この窓口へ自動車税・自動車取得税申告書と新しい車検証を提出すれば、納めるべき税金が計算されますのでそれを納付します。ナンバープレートの変更を行わないのであれば、名義変更の手続きは税金の申請・納付をした時点で終了です。
新しいナンバープレート、ビスは同運輸支局内のナンバープレート交付窓口で受け取ることができます。最後に新しい車検証、ナンバープレート、自動車が同じものであることを確認してもらい、リアナンバーに封印をしてもらいます。
以上が名義変更の一通りの方法になります。
地域や運輸支局により手続きの流れに多少の違いがありますので、気になる点については申請を行う前に所轄の運輸支局への確認をお願いします。